野良狸の巣

アクセスカウンタ

zoom RSS <小選挙区制下、いかに第三極を形成するか>という論文のご紹介

<<   作成日時 : 2006/04/08 17:45   >>

トラックバック 1 / コメント 0

 ペガサス・ブログ版さんからのトラックバックで知った、論文のご紹介です。

・小選挙区制下、いかに第三極を形成するか〜「オリーブの木」方式の平和連合を提唱する
http://www.geocities.jp/chikushijiro2002/peace/jolivetree.html

 岩波書店「世界」の2005年11月号に掲載された千葉大学の小林正弥氏の論文だそうです。

 昨日私はこの論文を読んでいて、とても論理的で、ふむふむ、もっともだ、と頷きながら読んでいたのですが、現実的な話へと移ると、何故か私は、その難しさばかり考えてしまって、うんうん唸ってしまいました。

 先月の22日(水)に、共産党と社民党が会食会を行ったそうですね。福島瑞穂さんのホームページ内の日記より抜粋すると、≪改憲阻止のためにお互いがんばりましょうということと今国民投票法案反対でがんばりましょうということを確認した。≫とのこと。…まだやっと、こんなところ。
 それと漠然と思うに、理念ばかりが勝る党というのは困ることであって、現実的な部分を共産党や社民党にはもっと考えて欲しいと思いますよね。なんというのか、それこそ誰か共産党をぶっ壊してくれないかな、なんていうような気持ちです、私は。斬新な共産党になることは出来ないのかな。


 どんなものでしょうか。
 宜しかったら、上の論文を読んでみてください。
 (一部以下に抜粋。)

 そこで、もっとも重要なのは、革新右派の2政党に対する第3極として、保守的左派とは異なる、新しい中道ないし中道左翼的な政治勢力を形成することだろう。外交政策においては戦後日本の平和主義を継承しつつ新しい形で再生させ継承し、平和憲法を維持すると共に活性化することが重要である。もはやかつての社会党のように自衛隊を違憲とする非武装平和主義だけで主張を統一することは不可能であり、むしろ自衛力の存在は認めつつも海外派兵を禁止するような平和主義(筆者の用語では墨守・非攻平和主義)も提示して、自衛隊を認めるだけのためなら憲法改定の必要はないことを訴える必要があろう。平和省構想などを盛り込んで積極的な平和主義を打ち出し、「護憲」という「保守的」シンボルに変えて「活憲」を旗印にするべきである。

 そして、内政においては市場原理主義を批判して、社会における公正・公平・環境保全などの公共善の実現を求めることが重要だろう。これは、従来の社会民主主義と共通性が高いが、かつてのような福祉国家は財政的に不可能である。そこで、政府・官の「公」と市場原理主義の「私」の双方を批判しつつ、「民」たる人々の参加や自治により「新しい公共性」の実現を目指すものである。このような第3極を「公共主義的中道(左派)」と呼ぶことも可能であろう。思想的には、マルクス主義などの従来の左翼的思想とは明確に距離を置いて、このように「個を活性化して公共性を実現する」(活個開公)ことを目指すような新しい公共哲学を基軸にすることが望ましいと思われる。

 このように政治理念や思想は容易に大要を描くことができるが、難しいのは、これを現実的な政治グループとして登場させることである。小選挙区のため、新党は選挙において有意義な政治勢力として登場することが難しいからである。 逆に言えば、思想的にごった煮の民主党が割れないでいるのは、脱党すると小選挙区制の下では当選の見込みが立たないからである。

 そこで、第3極を出現させるためには、当選の可能性が現れる枠組みを形成する必要があるであろう。たとえそれを目指した新党が作られても、社民党や共産党と分裂して選挙を行うことになると、それぞれが競合していずれも小選挙区では殆ど当選できず、全体としては新党ができる前よりも悪い結果が生じかねない。そこで、筆者は、小選挙区の下でも第3極の形成を可能にするために、イタリアにおける中道左派連合の「オリーブの木」方式を提案したい。



ブログランキングに参加しています。ご協力お願い致します。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
敵の敵は味方
 十日頃から昨日まで暫く体調不良で新聞が読めないのは勿論のこと、今まで毎日読んで ...続きを見る
アッテンボロー
2006/04/16 23:31

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
<小選挙区制下、いかに第三極を形成するか>という論文のご紹介 野良狸の巣/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる