野良狸の巣

アクセスカウンタ

zoom RSS 強い国家とは

<<   作成日時 : 2006/07/12 01:52   >>

トラックバック 5 / コメント 0

(※タイムリーな北朝鮮関連の話題ではありません。)
 週刊金曜日 2006年07月07日号の、「本当は恐ろしい人権派弁護士バッシングの罠(佐藤優)」を読みました。

 文章から佐藤優さんの主張を抜粋してみますと、
《 日本の国家体制を強化する上で、安田氏は重要な役割を果たしている。》

《 司法=国家=官僚は自らの利益に適うと考える場合には被害者や遺族の感情を利用し、そうでないときは冷酷に無視する。国家とはその本質において利己的な存在なのだ。》

《 安田氏のようなうるさ型の「悪魔の弁護人」がいることによって、捜査当局は「手抜き」ができなくなる。安田氏が証拠や法の隙間を衝いて弁護活動を行うことによって不当捜査や冤罪の可能性が著しく低くなる。そのような国家では国民も司法を信頼する。
 国家の本質は暴力を独占的に行使することだ。司法が信頼されている国家では、剥き出しの暴力が現れるのが司法や矯正行政の範囲内に限定される。国家の剥き出しの暴力が社会に現れない国家は、筆者の理解では強い国家なのである。》

 一回読んだだけでは理解できなくて、読み直したんですが、納得したらなるほど、と思えました。

 司法が国民に信頼されるということが、強い国家というものに繋がるのだということ。そして、剥き出しの国家の暴力も、社会にむやみに現れることはない。そういう国が、強い国家なのだと。

 正反対のことを書いてみると、司法が国民に信頼されず、また、剥き出しの国家の暴力(公権力)が社会に現れるというのは、弱い国家なのだということ。

 この国家論の話に、いたく共感しました。ズバリ言って、今、この日本という国家はひどく弱い国家なのだろう。何せ、剥き出しの国家の暴力は顕著になる一方だ。弱いことの裏返しが、この横暴さに繋がっているのだろう。
 国を愛せよ、と必死になることも、国民に信頼されない弱い国家であることを証明しているようなものなのだろう。

 さて、では政治家や官僚や公務員や、そういった人たちがこの国家をこうして弱めていった、と思えばいいんだろうか?ましてやマスコミのせいとでも?

 それも違うんだろう。国民全体の意識の問題なんだろう。

 …とまあ、とても真面目くさくなりました。ザザっと書いてしまいました。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(5件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
朝日は沈む・パルの日本無罪論
 昨日から朝日朝刊ではじまった「歴史と向き合う」シリーズの第一弾は、パル判決だった。本文は、ほとんど全面3ページを占領した力作だが、興味をもつ読者には、読み飽きた内容で、ことあたらしい内容はない。したがって、この短文で紹介しないが、一面の紹介文と本文中にある『日本の戦争責任を否定する論者にとっては「日本無罪論」とまでいわれる』といったような表現をつかって、あたかも、パル判決の支持者たちが、日本の完全無罪を主張しているがごとき印象をまき散らしている。  いうまでもないが、パル判決は法律論と... ...続きを見る
罵愚と話そう「日本からの発言」
2006/07/13 11:56
在欧外交官を活用せよ、
 北鮮で開発されたミサイルは、輸出用商品でもある。とはいっても、東アジアでは商売にはならない。お得意さんは中近東や北アフリカや旧ソビエトから独立した地域の政治勢力だ。だとすれば、予想される消費地はヨーロッパだろう。沿海州沖に落ちたミサイルが、つぎに落ちてくる確率は、日本だけではなく、ヨーロッパ諸国も共有しているわけだ。ロンドン市民だって、パリ市民だって、最近の経験から、思い当たるふしがあるから、理解を得やすい。  日本が提出した制裁決議に中国の共産党政権とロシアのプーチン政権が反対するの... ...続きを見る
罵愚と話そう「日本からの発言」
2006/07/13 11:57
北朝鮮ミサイル問題の本質
 事実は、単純だ。冷戦で押さえつけられていた独裁政権の暴政が、冷戦が終わって、夜店のラムネの栓がぬかれたように、噴きだしてきただけの話だ。イラクのフセインも北鮮の金ちゃんもユーゴスラビアのミロシェビッチもリビアのカダフィも、本質的には泡のひとつひとつにすぎない。話題にしなければいけない問題点はふたつあって、ひとつは、これが最終ケースではないことだ。地球上には類似の独裁政権が無数にあって、いまも増えつづけているという事実だ。中近東や東欧や中南米やアフリカに、これからもつぎつぎと、おなじ種類の... ...続きを見る
罵愚と話そう「日本からの発言」
2006/07/13 11:58
弱い犬ほど
 北朝鮮のミサイル発射についての国連の対応が大詰めを迎えつつある。最初、北朝鮮が ...続きを見る
反戦老年委員会
2006/07/13 14:03
フェラガモ 通販
強い国家とは 野良狸の巣/ウェブリブログ ...続きを見る
フェラガモ 通販
2013/07/03 09:07

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
強い国家とは 野良狸の巣/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる