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zoom RSS 2015夏の国会前デモに対して

<<   作成日時 : 2015/09/29 16:26   >>

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(末尾に音声版あります。)

国会前のデモ。
これに初参加する前に、私は早稲田で行われた、田原牧さん白井聡さんの講演、対談を聞きに行った。6/19(金)。

そもそもデモに参加しようという思いを抱いたのは、津田大介さんが参加したのを見てからだった。その津田さんは恐らくだけど、小林節さんが参加したのを見てなのだろうと思う。こういう風に人は影響されていくものだ。

で、6/19はデモへ参加したいのと、講演、対談があることを知り、それを聞きに行きたいのとで迷って、デモへ参加する人は沢山いるけど、講演対談を聞く人はそれより少ないのだし、聞きに行こうと思ったのだった。

田原牧さんは“ジャスミンの残り香   ――「アラブの春」が変えたもの”の著者。
http://books.shueisha.co.jp/CGI/search/syousai_put.cgi?isbn_cd=978-4-08-789005-1&mode=1

白井さんが来る前に田原さんの講演が始まった。その中で、ハッピーエンドで終わった革命はないということと、警察の言うことを粛々と聞いて行うデモなど頭が悪い、ということと、肝要なのは永遠の不服従である、と言ったことなどの話を聞いた。

ハッピーエンドで終わらない革命じゃ困ると国会前デモに対して私は思った。警察と対立して、暴動になることも困ると思った。
それは、映画「レ・ミゼラブル」を見たことによる影響でもあった。

「レ・ミゼラブル」は公開中に一度観に行って、ものすごく完璧に素晴らしいものという感想を抱いた訳ではなかった。何か、ざわざわするものを胸に残した。だけど、それを観終わった後に感想として表現することはちょっと難しかった。

今年になって、もう一度観に行くことになった。ざわざわしたものを確かめた感じになった。ジャベールが投身自殺するシーンが前も嫌だったこと、それと映画のラスト。投身自殺はやっぱり嫌だった。古い映画の「レ・ミゼラブル」(か、ああ無情?)の、ジャベールの死はあまり嫌いだった覚えはないのだけど。

そしてラストシーン。権力との闘争で死んだ仲間たちなどが勢ぞろいし、明るく高らかに歌を歌う。まるでハッピーエンドの終わり方のように。

「レ・ミゼラブル」は革命が失敗した映画だということを確認した。

デモ活動をあのような悲劇の失敗の運動にしたくないと私は思ったので、ハッピーエンドに終わらない革命も、警察と対立し、凄惨なことが起こるデモにもしたくないと、強く思った。
だから、警察と対峙するのに、むやみに対立するのはどうかと思い続けた。得策じゃないだろうと。

今夏の国会前デモ活動。いろいろ批判があるのも当然と言えば当然で、批判があるというのはそれだけ関心が高いということでもあるだろう。

私個人の体感しているものとしては、全体として、私はうまく行ったのじゃないかと思っている。いろいろな雑音も含めて。凄惨なことが起きなかった。非暴力に徹した。参加した人、中継を見た人、報道を見た人たちが思いを共有した。全国各地に行動は大きく広がった。国を越えて世界にまでも。

このデモは、この社会で、これからどう生きるかを考えさせる動きだったのだと思う。勿論、目的は「廃案」だった。その廃案はできなかった…というか、採決されてもいないものを採決したと言い張り、議事も残しておらず、そんなイカサマをまかり通したことをちゃっちゃと正すことが出来ない、この暗黒社会だ。

そんな暗黒社会を作り出したのがこの国の民主主義だ。この国の国民だ。それをどうにかしようとする戦いはこれからも続く。

何故か。この社会に生きているからだ。

眩暈のするような暗黒社会に、染まず倦まず、何か芯の通ったものを持って、生きたい、生き続けたい。


《音声版》(ノイジーですみません)








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