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zoom RSS 2005年10月13日の郵政民営化特別委員会での大門実紀史議員の質問内容

<<   作成日時 : 2005/10/14 00:38   >>

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(※10月14日に書いた、「小泉首相、答えになっていません。」を加筆修正しました。タイトルも変えました。)

 10月13日「郵政民営化に関する特別委員会」午後の、共産党・大門実紀史議員の質問で、

 《○大門実紀史君  事は郵政民営化だけではございません。この十年間、ことごとくアメリカの要望というのが日本の法改正で実現をしてきております。もちろん日本の財界の皆さんの要望もありますから、アメリカだけの要望とは言いませんが、アメリカの要望が、大店法の問題、商法の問題、労働法制の問題、会社法の問題、そして郵政民営化ということでずっと取り入れられてきています、日本の法改正に。更に言えば、今度は医療制度改革、混合診療、株式会社参入、これがアメリカの方の要望になっていて、日本でも議論が始まっております。こういう、全体像としてこれは異常じゃないかと私は思うわけです。
 異常なのは仕組みの方です。これは単に単発で要求を取り入れたということではありません。アメリカと日本で年次改革要望書というのを十年前から取り交わしております。それが、それに対する回答を、大体サミットの時期ですかね、首脳会談で出すと。で、それで実現したものを、アメリカは貿易障壁報告書というものをアメリカ国内に向けて出して、成果を取ったと、日本に実現させたということを、前にも紹介いたしましたが、自慢をしていると、こういう関係になっています。
 もちろん、それは双方のやり取りだと、日本だって要望を出していると言われますけど、調べてみたら、日本がアメリカに出した要望で実現しているのはあのビザの発給の効率化とか非常にちっちゃなことばかりで、アリバイ程度の話だと。事実、アメリカの元のUSTRの日本担当部長のグレン・フクシマさんという方は、そういう仕組みというのは、仕組みというのはアメリカの要望を日本にのませるためにつくったんだと、機能しているんだというのを向こうの担当者も答えております。
 私は、そういう、何といいますかね、日本とアメリカの政府の間で日本の政策を決めるそういうシステム、仕組みがあることそのものが私は大変異常だと思いますが、総理はいかが思われますか。

 このことに対する小泉首相の答えが、

 《○内閣総理大臣(小泉純一郎君) 私は外資歓迎論を取っていますから。G8の諸国の中でも日本は外資が非常に入りにくい国であると。今、倍増をしたって、まだG8の諸国に比べれば外国企業なり外国資本が活躍割合はもう格段に低いと。世界の中の日本ということを考えるのには、日本も外国で、アメリカにおいてもあるいはヨーロッパにおいても企業が進出して活躍している。同じように、アメリカから見れば、ヨーロッパから見れば、日本の市場で活躍したいという気持ちがあるのは歓迎すべきことだと。日本に見向きもしないと、日本の市場が魅力もないなんて言われたら、日本の経済は活性化しないと。そういう意味において、アメリカにおいてもヨーロッパにおいても、日本がアメリカにおいてヨーロッパにおいて活躍できるような、同じような条件を与えるのは日本経済に活性化をもたらすと思っております。
 そういう面において、アメリカが日本の市場に注目しているというのは、日本として、ああ、捨てたもんじゃないなと、日本もそれだけ魅力ある国になったのかと歓迎すべきことだと思っています。》

 これは全然答えにはなっていないです。
 何故、法改正の話で、外資歓迎、という話になるんですか。それも、アメリカという国、国家の要望どおりに、実現している、という話なのに。
 
 この質疑はニュースでも流れました。それを聞いてすぐに私も「答えになっていない。」と思った。
 審議中継を聞いてみると、
 「どうして真っ直ぐに答えられないのか。はぐらかしだ。」
と、もっともだ、と思えることを大門議員は言っていました。

 他にも、アメリカ大使館の人間と、日本の郵政民営化に関するキープレーヤーが週一回ミーティングをしているそうだが、それは誰なのか、という質問にも、竹中大臣は「知りません。」
 じゃあ調べて下さい、と議員が言うと、
小泉首相は、「何故調べないといけないんですか。」

 ここで大門議員は、国会の場で質問しているのに、何故調べないといけないのかとはどういうことだ、と。

 理事会でこのことは協議されるそうです。

 (この一連のやりとりを、最後に議事録より転載しておきます。)
  
 明日…もう今日か、14日、採決を取るのでしょうかね。郵政民営化関連法案。
 
 これから、より国会審議を見つめていかないとね。

○大門実紀史君 (中略) アメリカの議会下院で、歳入委員会が九月の二十八日に開かれております。この公聴会の議事録をお手元にお配りをいたしました。
 アメリカの議会で日米経済・貿易に関する公聴会が七年ぶりに開催をされて、ここで、今後日本の郵政民営化の過程にどうアメリカの要求を入れさせるか、議会として入念に議員が担当者を点検しております。
(中略)
 で、私、注目しましたのは、そのために在日米国大使館は、日本でこの課題に取り組む重要人物たち、キープレーヤーとウイークリーミーティング、週に一回の会合を行っていると。さらに、率直に言うならということで、日本政府の中に我々の立場に大変共鳴する人たちがいるというようなことを、これ議会の証言ですから重いわけですけれども、答えております。議会の証言ですから私は根拠があってきちっと答えていると思いますけれども、この課題に取り組む重要人物、キープレーヤーとはだれのことなのか。あるいは、毎週定期的に何を話し合っているのかというのは、もう向こうは証言しておるわけだから御存じだと思いますから、教えてください。

○国務大臣(竹中平蔵君) 今、これ初めて見せていただきましたが、よく分かりません。このプレーヤーと称する方々が日本人なのかアメリカ人なのかも含めて、これはよく分かりません。

○大門実紀史君 これは日本人です。日本の方です。これは前回、前国会で、私、アメリカと十八回協議していると、うち十一回はアメリカ政府と協議をしているということをお聞きしましたけれども、それとは別ですね、この毎週のミーティングというのは。

○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと私の知らないことですので、お答えする資格もありませんし、立場にもございません。

○大門実紀史君 向こうの議会での証言ですから、私、重い証言で、根拠があると思います。
 そもそも、我が国の法案についてアメリカ大使館と毎週会合を開いて打合せすると、こんなことは異常だと思われませんか、竹中さん。

○国務大臣(竹中平蔵君) ですから、その打合せをしているのがだれなのか、大使館の方、中のアメリカ人なのか、どこかの日本の方なのか、それも分かりませんので、私には何とも答えようがございません。

○大門実紀史君 向こうの議会の証言ですから、それだったらきちっと調べて、調べて御報告いただけますか。

○国務大臣(竹中平蔵君) そういうことを調べる立場にはございません。

○大門実紀史君 調べる立場にないことはないと思いますけれども、いかがですか。

○国務大臣(竹中平蔵君) 私は郵政民営化準備室等々の担当をしておりますけれども、USTRは担当しておりません。

○大門実紀史君 そうしたら、USTRは外務省の担当でございますね。総理、調べていただけますか。

○内閣総理大臣(小泉純一郎君) 何で調べるんですか。関係ないことですよ。アメリカが関心を持っているということは結構だと思いますよ。日本も改革に進んでいるのか、邁進しているのかと。その日本の郵政民営化というのは日本の経済に活性化を与えるなと。アメリカの進出のチャンスがあるのかと考えるのは自由ですから、アメリカが。日本に進出したいならどうぞ、できるようにしてくださいと、歓迎しますよ。

○大門実紀史君 国会で質問しているわけですね。国会の委員会で質問して聞いているわけです。それで、今分かりませんとおっしゃったから、それならば調べて答えてくださいと言っているのを、なぜ調べなきゃいけないとは何ですか、その言い方は。国会に対して何ですか、総理といえど。
 委員長、これ、ちゃんと理事会で諮ってください、これをちゃんと出してもらうように。よろしくお願いします。

○委員長(陣内孝雄君) 後刻理事会で協議いたします。》



【参考ページ】
■郵政民営化・米国の介入 これが実態 参院郵政特 大門議員の質問 
米下院議事録 “日本市場への侵入を拡大”{2005年10月14日(金)「しんぶん赤旗」}
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-10-14/2005101403_01_1.html

■2005年10月13日 郵政民営化特別委員会(6法案質疑、TV放送)
毎週、日米が郵政会合、「日本の重要人物と」通商代表部が議会証言示す{大門実紀史議員ホームページより}
http://www.daimon-mikishi.jp/kokkai/k-kiji/051013.htm


追記:竹中大臣はどうも、小泉首相のようにハッタリかますのは上手じゃないように思われますね。
万が一首相になったとしても、あっというまにボロが出て駄目になりそう。




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